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KFC UK

KFCにおけるオペレーション計画の変革

ベストプラクティスの統合事業計画アプローチにより、計画サイクルタイムを75%短縮

ファストフード業界大手KFCは、複雑なスプレッドシートベースの計画プロセスを、Boardプラットフォームを使用して構築された統合事業計画ソリューションに置き換えました。Boardの使いやすさと複雑なシナリオをモデル化する能力により、ビジネスに大幅な時間の節約がもたらされ、すべての計画活動の効率が向上しました。

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  • Industry: Restaurant Services & Chains
  • 部門: Supply chain
  • 従業員数: 24,000
  • 店舗数: 900
  • 売上規模: £791 million
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1930年にまで遡るKFCグループのサクセスストーリーは、米国ケンタッキー州に建つ何の変哲もないガソリンスタンドから始まります。それが今や、KFCといえば人気ブランドの1つとなり、この世界最大規模のフードサービスグループは、およそ135か国で2万3,000以上の店舗でサービスを提供しています。KFCの海外1号店は、1965年、英国のプレストンに開かれました。しかも、それが同国初のアメリカ発祥ファストフードレストランチェーンでした。KFCは現在、英国で900店舗を超え、2万4,000人の従業員を抱えるまでになっています。

課題: 時間のかかる、スプレッドシート中心の計画プロセス

素早い反応と変化する消費者トレンドへの迅速な対応能力が欠かせないファストフード業界において、同社が成功を収めるには、優れた計画が極めて重要です。KFCが成長を遂げるにつれ、計画プロセスの要件も膨れ上がり、結果的に当初のExcelベースの計画システムは更新が必要になりました。というのも、KFCのレストラン運営には、販売やリソースのほか、電力やユニフォーム、セキュリティといった多くの可変要素についても計画が必要だったためです。

さまざまなソースからデータが収集され、Excelファイルでそのデータの準備が手動で行われていたことで、KFCでの計画プロセスは非常に時間のかかる、ミスが発生しやすいものになっていました。特に、後から変更や計画を行うシナリオでは、たとえ小さな変更でも、その後Excelで多数の可変要素の変更が必要になるため、極めて面倒かつ人手のかかるプロセスでした。

従来の計画プロセスのこうした欠点に対処すべく、KFCは統合レストラン計画に役立つツールの導入を決定しました。

計画プロセスの最適化に向け、企業業績管理のモデリングと実装の概念を策定しました。

徹底したソフトウェア評価の結果、KFCの計画要件に最も適しているのがBoardであることが明らかになり、特にその決め手としてプラットフォームの使いやすさと、高速なデータ処理や評価時間が挙げられました。

できる限り計画プロセスを自動化するため、中央のデータソース(信頼できる唯一の情報源)とともに、主なドライバーとKPIの統合計算機能がBoard上で構築されることになりました。また、主な前提やドライバーを変更する場合、それまでExcelシート全体で実装するには何日もかかっていましたが、これを素早く容易に実行する機能もプロジェクトの重要な目標の1つでした。

ソフトウェア導入プロセスの統合と改善、そして問題やミスへのより迅速な対応を実現すべく、BoardパートナーのBetter Decisions Group (bdg)がアジャイルプロジェクトアプローチを提案しました。

ソリューション: Boardでの統合事業計画

かつては一応は相互につながり複雑に絡み合っていた大量のExcelシートは順番に、Board上の単一の統合計画ソリューションへと移行されました。販売計画から始まり、対応するすべての可変要素やドライバー(所要労働力からユニフォームまで)が自動プロセスに取り入れられ、首尾一貫したロジックに基づいて数字が計算されると同時に、引き続き計画チームが必要に応じていつでも変更できるようにしました。

短期間のうちにbdgは、KFCのビジネス要件に最適にマッチするレストランセクター向け統合計画ソリューションを構築しました。サポートとメンテナンスのほかにも、同Boardパートナーは、ソリューションのカスタマイズや拡張に役立つサポートを提供しています。ユーザと管理者を対象とする効果的なトレーニングのおかげで、KFCチームは自社の計画ソリューションを自力で制御し、プロセスを最適化できるようになりました。

メリット: 計画効率の大幅な向上

Boardによって計画サイクル期間が大幅に短縮されると同時に、質も上がり、監査が容易になりました。すべての情報が整合性のとれたものとなり、単一のデータプールで一緒に実行されるようになったためです。すべての計画モジュールにまたがって一元化された統合計画ロジックを導入することで、プロセスの重複が大きく解消されました。これにより、かつては計画プロセスで頻発し、何日もかかるプロセスだった主な前提の変更(全体的な販売の上方修正など)を、すべてのドライバーを通して瞬時に計算できるようになりました。また、時間、質、詳細レベルにおけるこうした向上により、詳細度を維持したまま、戦略的シミュレーションを試すことも可能になりました。

bdgについて

BoardパートナーであるBetter Decisions Group (bdg)は、企業業績管理とビジネスインテリジェンスソリューションの国際ビジネスコンサルティング会社です。この分野で13年にわたる経験を有し、システムの概念から稼働後のサポートまで、意思決定の向上でさまざまな組織と緊密な連携を取っています。