Analyst Report

2018 Enterprise Planning市場調査 - Dresner Advisory

Wisdom of Crowds® 経営管理(EPM)

The Wisdom of Crowds® Enterprise Planning Market Study(EPM:経営管理システム市場調査) は、豊富な情報と分析を提供することで、経営計画のテクノロジやサービスの開発者、及び消費者の双方に価値をもたらします。Dresnerは、ベンダーの製品の機能やアーキテクチャ能力に関連するベンダーの対応を分析しました。具体的には、以下の各能力を評価しました。

  • 戦略計画
  • 財務計画
  • 業務計画
  • 計画及び予算編成プロセスのサポート
  • 計画及びモデリング機能
  • 技術的アーキテクチャ

 

Dresnerの調査は、Wisdom of Crowds®という33の基準によるベンダーパフォーマンス測定システムを用いることで、企業ソフトウェアのサプライヤのパフォーマンスに関し、重要な洞察を提供します。その目的は以下の通りです。

  • 現在のベンダーのパフォーマンスと業界標準との比較を可能にする
  • 新しいベンダーの特定と選定をサポートする

 

これらの基準は、以下のようなさまざまな能力やパフォーマンスを評価対象としています。

  • S販売/顧客獲得体験(例:製品知識、アフターサービスなど)
  • 支払価格に対し、どれほどの価値が提供されるか
  • 製品の質と有用性(例:機能の完全性、拡張性など)
  • 技術サポートの質(例:対応能力、問題解決に要する時間など)
  • コンサルティングサービスの質と価値(経験、継続性など)
  • そのベンダーが推奨できる水準にあるか
  • ベンダーの完全性、誠実さ

 

Dresner Advisory Servicesによると

「調査対象となった初年度から、Board Internationalのスコアは概してサンプル全体を上回っており、『顧客体験』と『ベンダーの信頼性』の両方のモデルで『全体のリーダー』と評価されました。完璧な推奨スコアです」

 
調査範囲

2018年の調査から、さまざまな地理的地域、職能、企業規模、及び垂直産業ごとにデータを区分した断面図を見ることができます。回答者の75%は、北米を拠点とする企業に勤務しており、回答者の約18%はEMEA(ヨーロッパ・中東・アフリカ)、そして残りはアジア太平洋地域と中南米でした。

最も多くの回答者が所属していたのは財務部門で、サンプルの36%に上りました。これに経営幹部の23%、IT部門の19%(2017年調査の29%から減少)が続きます。次に多かったのは、BIコンピテンシーセンタ(BIの活用を促進する専門家のチーム)、研究開発、オペレーション(製造、サプライチェーン、サービスを含む)、営業・マーケティング、及び戦略計画です。

小規模企業から大企業(従業員1,000人以上)まで、さまざまな規模の会社がバランスよく、サンプルとして調査に参加しました。

 
主な結果

過去数年と比べると、2018年の調査では、経営計画のソフトウェアを現在利用している企業の数が大幅に増加しています。経営計画ソフトウェアを現在評価中である回答者の割合も、安定して増え続けています。エンドユーザ企業は、経営計画のベストプラクティスを導入し、ユーザによる採用を拡大する取り組みに集中する必要があります。

財務部門で働いている回答者は、明らかに自社の経営計画ソフトウェアの利用に他よりも大きく関与しています。このデータから、経営計画施策の推進に特に重要な役割を果たす当事者は財務部門であることを確認できます。しかし、Dresnerの調査によると、経営幹部やオペレーション(製造、サプライチェーン、サービスを含む)の関係者も、経営計画にかなり注目しています。以上の結果として、ITスタッフは、(財務、経営幹部、その他のビジネスリーダーではなく)自らの認識に基づいて考えることにより、自社の経営計画の重要性を軽視してしまうリスクが考えられます。

したがって、経営計画ソフトウェアを展開する企業は、このような施策を取る場合、財務部門に主要な役割を果たさせるべきです。ただし、財務部門は、これらのソリューションを利用する他の事業部門のリーダーとも協力することが推奨されます。これにより、経営計画へのアプローチが縦割りになったり、バラバラになったりするのを防ぐことができます。

経営計画の施策のうち最も重要なのは、毎年の財務予算です。しかし、回答者は、ローリングフォーキャスト(一定期間ごとに柔軟に見直す業績予測)も重要であると考えています。調査データによると、現在多くの企業は、ローリングフォーキャストを利用し、毎年の財務予算を置き換えるのではなく拡大していくアプローチを取っています。さらにDresnerは、「ドライバーベースの予算編成/計画立案」と「ゼロベースの予算編成」という2つの新しい取り組みにも注目しています。

最後に、2018年の調査では大きな変化が起きています。経営計画ソフトウェア全般で、SaaSが最も重要な展開オプションになりました。

 

Dresnerの調査の全文(英語)をダウンロードし、経営計画市場の状況を詳しくご覧ください。