Press Release

Boardグローバル調査レポート 「THE RESURGENT FINANCE LEADER」を発表

火曜日, 10 8月 2021 - Chiasso, Switzerland and Boston, US

ファイナンス部門の責任者は、より戦略的且つ価値のある役割を果たすための自身の変革を推進する時であることが調査レポートで明らかに

財務部門は、バックオフィス的機能から脱却し重要なデータの戦略的ハブへと飛躍しない限り、自動化により存在が危ぶまれる

 

  • ファイナンス部門のリーダーは、依然として数値の修正という基本的タスクに時間を費やしており、財務部門がビジネス上の意思決定、収益性、およびパフォーマンスを推進する準備ができていることを完全に確信していない
  • 大多数は、財務がテクノロジを活用してビジネスの意思決定に影響を与え、戦略を推進する方法には、完全な見直しまたは多くの改善が必要であると考えている
  • 経営者は、ファイナンス部門が経営目標を達成するための主要な役割として機能してもらう準備を整えているが、財務の意思決定者は、財務の変革には部門内のスキルと文化を反映させる必要があると考えている

 

業界屈指の意思決定プラットフォームの大手プロバイダーであるBoard Internationalは本日、Resurgent Finance Leaderのグローバル調査レポート結果を発表しました。グローバルに実施した調査レポートによると、財務リーダーが自らの変革能力を支援し、ビジネスにおいて戦略的で価値のある役割を担う時だということが明らかになりました。

 

Board の委託により独立調査機関Vanson Bourneが世界の600人の財務リーダーを対象に実施した「Resurgent Finance Leader」の調査によると、財務責任者の大多数(89%)は、自動化により財務部門が担うべき役割の転換期であることを認識しています。

 

レポートは、財務リーダーの大多数(90%)が、スコアキーパーからパフォーマンスドライバーへの変化を加速する時期であることに同意し、91%が、財務がビジネスの成長に前例のない機会をもたらすことになるデジタル時代の最も戦略的な資産のハブであることに同意していることを強調しています。

 

財務の意思決定者の3分の1以上(36%)が生き残るためには財務機能の根本的な変革が必要であると考えており、ほぼ4分の1(23%)が時間とリソースのほとんどを未来の財務に向けて集中しており、3分の1が (33%)デジタルチャンピオンになると考えている一方、Boardのレポートによると、財務責任者のかなりの数(18%)であるほぼ5人に1人が、基本数字の修正にほとんどの時間とリソースを費やしていることを認めています。

 

Board Internationalのプロフェッショナルサービス担当バイスプレジデントであるKarlo Bustos(カルロ・ブストス)は、次のように述べています。 「さらに多くの時間とリソースが基本的な数字の修正に時間を費やされており、より革新的で戦略的な時間投資に割く機会が明らかに少なくなっています。すべての財務責任者が、財務部門がビジネス上の意思決定、収益性及び業績を促進するための準備ができていると完全に確信しているわけではありません。」

 

 調査対象の全グローバルファイナンスリーダーの半数弱(47%)が、ビジネス上の意思決定と収益性を促進する貴重な洞察を収集する財務部門の能力に完全に自信を持っています。また、現在の財務レポートによってパフォーマンスを完全に正確に予測し、変化する市場の状況を反映するようにリアルタイムで予測を適応させることができるとは思わない財務リーダーの62%が特定されています。 さらに懸念されるのは、レポートから読み取れるのは、財務リーダーの大多数(81%)が、財務部門がテクノロジーを使用してビジネスの意思決定に影響を与え、戦略を推進するには、完全な見直しまたは大幅な改善が必要であると考えていることです。

 

しかし、グローバルな財務の意思決定者の大多数(94%)は、組織の経営幹部が従来の財務の役割と責任を完全に再考する用意があると信じています。同じ割合(94%)の経営幹部が財務部門をサポートし、より戦略的になり、ビジネスにとって重要な戦略的資産であるハブ的機能となり、デジタル化を加速させることをいとわないと信じているという事実から、将来の展望が期待されます。

 

Resurgent Finance Leaderレポートは、財務の意思決定者が、財務変革を支援するために組織的に準備をし、より幅広い労働力、スキル、文化に反映される必要性をどのように考えているかを示しています。 調査対象のすべての財務責任者の半数弱(44%)が、自社がビジネスにおいて適切な技術スキルと才能を持っていることを完全に確信しており、テクノロジがより良いビジネス上の意思決定を推進していることを確認しています。また、世界中の財務責任者の大多数(92%)は、企業文化が財務チームに創造性、好奇心、反抗心を促し、現状に迅速かつ絶えず挑戦できるようにする必要があると考えています。

 

Board Internationalのプロフェッショナルサービス担当バイスプレジデントのブストスは、次のように述べています。「財務の意思決定者は、経営目標の達成のためには、財務部門を主要なプレーヤーとして受け入れる準備ができている経営層からの支持を受けているとを知っています。しかしながら、経営層からのこのような支持にもかかわらず、最新のBoardの本調査によると、適切なテクノロジ、スキル、文化を活用して財務部門が単なるサポート機能ではなく業績を左右する重要な役割となるためのさらなる一歩を踏み出すことに関しては、まだ埋めるギャップがあることを示しています」。

 

該当レポートのダウンロード

 

独立の調査組織であるVanson BourneがBoardの委託により実施したResurgent Finance Leaderの調査は、アジア太平洋地域、EMEA、アメリカの600名のファイナンス部門の意思決定者を対象に実施されました。対象者の業界は、金融、小売、流通および輸送、製造、公共部門、 メディア、レジャー&エンターテインメント、エネルギー、石油/ガス&ユーティリティ、ビジネス&プロフェッショナルサービス、IT、建設&不動産、消費者サービス、その他のいくつかの業界です。