Case Study

ZF Friedrichshafen AG

信頼が置ける柔軟なソリューションが革新的展開のためのとっさの変更にも適合します

当社について

ZFはドライブやシャーシ関連技術ならびに能動的/受動的安全技術分野では世界先端のテクノロジーグループです。当社には約40カ国の約230拠点で合計およそ137,000人の従業員が勤務しています。

2016年度のZFグループ売上高は352憶ユーロでした。今後とも革新的製品で実績を上げるため、ZFは売上高の約6%を研究開発に投資しています。ZFは世界最大の自動車業界ティアワンサプライヤーの一社です。

チャレンジ

全部門と横断機能用の報告システム

7事業部門に加え数多くの横断機能からなる行列組織の報告を簡素にする方法とは何でしょうか? グループ共通報告機能を導入し、ZF経営陣向けの経営情報システム(MIS)をセットアップすることをトップ経営者らが2013年に決定したのを受け、ZFの本プロジェクトチームはこの要求度の高いチャレンジを開始しました。

旧報告プロセスは時代遅れになるほど長い間使用されたもので、ZFのような革新的で国際的活動を行うハイテク企業のニーズを満たせなくなっていました。多くの事業部門はSAPからデータをエクセルスプレッドシートで読込み、かなりの手間をかけて報告書を作成していました。このため各報告書は部門固有の構成となって、異なるKPIや多様なレイアウトがありまちまちでした。エクセル報告書は作成後にメールで対象受信者に送信されていました。このためデータの評価や比較が困難でした。部門横断的なつながりをつけるのは全くできないか、できてもかなりの手間を掛けて行われていました。

従って新システムに対する最も重要な要求事項は迅速に定義されました:

  • データの一点取得(SpOT)によるデータ品質の確保
  • 社員と経営者ともに受容され容易に使用できる新規ソリューション
  • 比較を可能にする統一レイアウトと統一構成
  • プッシュモードからプルモードへの切り替え。すなわち、報告書はメールではなく、中央に保存され、必要に応じてそこからダウンロードできるようにする

 

ターゲットシステムに対するその他の基幹的要件は強力で信頼できる認証でした。データアクセスを制御するため包括的なロールや権限のコンセプトを実装しました。社員は担当先顧客に関するデータのみアクセスできるようにすることが必要でした。

ZFプロジェクトチームは約一年間の初期プロジェクト構想段階で、今後報告に含めるべきKPIを決めました。さらに報告書とダッシュボード用のスタイルガイドも作成しました。今後はグループ共通の表現1つにまとめるため、国際ビジネス通信基準(IBCS)とZFのコーポレートデザインを組み合わを作成しました。

構想段階を経てようやく必要なものが明確に定まりました: 信頼が置ける柔軟なソリューションがZF事業の革新的展開のためにとっさに変更が必要になってもも適合します。

Boardソリューション

このプロジェクト期間中にZFでは約60種類のビジネスインテリジェンスツールを評価しました。結局Boardが選定されました。Boardのコンセプト実証(PoC)によりZFチームはBoardチームとの密接な協業と同じ程度に納得できる結果が得られました。Boardチームは当面のチャレンジに取り組み、「既製品」では実現できない要求事項に関しても迅速でクリエーティブなソリューションを見つけることに注力しました。Boardの開発チームにZFの高度な要求を近道かつ迅速に満たすか新機能を開発しやすくなりました。こうしてたったの2カ月以内に報告システムに対する包括的なデザイン要求事項を実現するためのコーポレートアイデンティティーデザイナーを開発しました。

新報告システムへの切替は機敏なプロセスで段階的に実施されました。事業部門と横断機能の全てを一括して同時に切り替えたわけではありません。この方法によって実務上の追加的ニーズをプロジェクトに取り込み、ソリューションを実際のニーズに最適に適合し、能率のよい報告が可能になりました。このことから数値や注釈をダッシュボード1ページにまとめるという要求事項が生じました。このようにすると専門技術者は全ての人員が見えるように注釈したり、オフィスファイルを一括して添付し、コンテキストを明確にすることができるようになりました。このため今後は報告が以前より簡単でわかりやすくなります。

新報告システムへの切替は機敏なプロセスで段階的に実施されました。事業部門と横断機能の全てを一括して同時に切り替えたわけではありません。この方法によって実務上の追加的ニーズをプロジェクトに取り込み、ソリューションを実際のニーズに最適に適合し、能率のよい報告が可能になりました。このことから数値や注釈をダッシュボード1ページにまとめるという要求事項が生じました。このようにすると専門技術者は全ての人員が見えるように注釈したり、オフィスファイルを一括して添付し、コンテキストを明確にすることができるようになりました。このため今後は報告が以前より簡単でわかりやすくなります。

結局、直感的ナビゲーションができるアプリケーション一式が作成され、これがさらに自動的にユーザー権限やロールに適合されます。ユーザーがアクセス権を持たない機能やデータへのナビゲーション要素は全く表示されなくなります。 報告のために必要な全てのデータはSAPのビジネスウェアハウスからコネクターを経由して容易に信頼してBoardデータベースに読込むことができます。この他、Boardのプランニングアプリケーション(業務契約や戦略計画)ではBoardデータがSAP BWに戻されます。ZFはデータの一点取得(SpOT)を可能にするためBoardのデータをSAPに書き戻すことに決定しました。

データの評価とプレゼンテーション用に当面は7個のアプリケーションを使用しています:

  • 管理情報システム(MIS)
  • 戦略計画
  • 業務計画
  • IFRS & HGBの脚注(財務諸表)
  • コメンタリー(流動性)
  • 税務(税務会計報告)
  • Profit Walk (営業決算と月間締め)

 

世界拠点を合計すると経営陣を含め社員約1200人がこのツールとデータにアクセスできます。報告ソリューションの受容性を確実にするため、この際システムの使い易さが基幹的課題であることははっきりしています。機能を直感的で容易に操作できないとユーザーが使い慣れたツールから移行し、新ソリューションを選好しにくくなります。

新システムが広範に受容されるために、Boardが報告システム用に開発したある意味で革新である、ストーリーテリングのセールスポイントも寄与しています。定義済みのストーリーを通してデータはわかりやすく解釈しやすいかたちでプレゼンテーションできます。この機能は2018年度からZFで使い始める予定です。

顧客へのメリット

この新システムによってZFは先端技術を応用し、また、ZFのようなダイナミックな企業に最適に合う報告プロセスを導入しました。このシステムでは報告書をペーパーワーク不要でタブレットやコンピュータで見て評価できるようになります。事業部門が報告書をメールで送っていた以前のプッシュプロセスを解消し、新たにプルプロセスが実現しました。ここでは管理職は随時、一点に保管されたデータにアクセスします。レイアウトと構成の統一化でより迅速かつ容易にデータを比較できるようになります。

Boardシステムは社内のニーズに適合できる柔軟性があります。統計ツールを使用して画面の使用状況が評価されます。使用されない画面は消去され、よく使用される画面はより明瞭に表示されます。

ドリルダウン機能では経営層が報告されたKPIに基づいて希望する深さまで詳細を見ることができ、適切なコメントを記入できるので、決定をサポートします。ドリルダウンでのナビゲーションはどのデータが利用できるかによって変わります。