Board の機能

プラットフォーム

クラウドかオンプレミスか

オンプレミス、ホスティング、またはクラウドによって、同様の信頼性、セキュリティ及び堅牢性でBoardを容易に実装できます。
Boardを使用して、展開時にお客様のビジネスに最適なモデルを選択できます。また、お客様のニーズが変化した場合は、自由に別のモデルに移行できます。

HBMP

その中核として、Boardプラットフォームは、HBMP(Hybrid Bitwise Memory Pattern: ハイブリッドなビット単位のメモリパターン)という革新的な特許取得済みのインメモリ技術に基づいています。HBMP技術は、優れたパフォーマンスを読み込み及び書き込み機能と組み合わせ、データ可視化だけでなく、シミュレーション及び計画プロセスにおいても比類なき速さを実現します。

粒度の細かいセキュリティ

Boardの多層セキュリティモデルは、あらゆる組織の最も厳しいセキュリティ要件を満たすように構築されています。Boardでは、データアクセス認証をアプリケーション権限及びアクション許可と併用し、広範囲にわたる粒度の細かいセルレベルのセキュリティを提供します。このセキュリティは容易にそれぞれの個人、ユーザの役割、及びユーザグループに対して個々に設定できます。

サーバクラスタリング

Boardの先進のインメモリサーバクラスタアーキテクチャでは、Boardサーバの負荷を実質的に無限のノード間に分散することができます。この機能は、読み込み及び書き込みをサポートする完全な水平方向の拡張性を保証します。

多言語

Boardは、ユーザが各自のセキュリティプロファイルに基づいて異なる言語で同じ情報を表示できるようにすることで、ネイティブの多言語サポートをビジネスインテリジェンス、計画及びシミュレーションアプリケーションに提供します。

HTML 5

BoardのネイティブHTML5 Web技術は、高いパフォーマンスのジェスチャベースのインタラクションのために設計され、開発されました。HTML5技術と「ツールキット」との強力な組み合わせは、アプリケーションを一度作成し、それらをコーディングなしにあらゆるデバイスで直ちに利用できるようにします。

企業データの単一の論理ビュー

Boardはあらゆるデータソースを単一の論理ビューに統合します。
Boardは、その物理及び論理多次元データベースを通じて、Boardのネイティブであるかのように利用可能な単一のメタデータゲートウェイを提供します。データはBoardデータモデル内で正規化され、組織化されて、エンドユーザがデータソースに関係なく読み込み、書き込み、更新できるようになります。

データ接続性

リレーショナルデータベースからクラウドアプリケーションまで、ビッグデータからクラウドデータソースまでにわたり、どのデータをタップしたか、データがどこに格納されているのかは問題になりません。Boardは、データへのアクセスとその利用に必要とされる時間と労力を最小限に抑える、包括的な作成済みの専用データコネクタを提供しています。

分析

ドラッグアンドドロップ分析

シンプルなレポートから最も洗練されたパフォーマンス管理アプリケーションまでにわたる分析は、ドラッグアンドドロップ可能な測定値、次元、グラフィックオブジェクトを利用して容易に作成できます。

その場の計算済み指標

Boardで、ユーザは、Excelのような式を通じてその場で計算済み指標を作成し、それを即座に分析、レポートまたはダッシュボードで利用できます。

時間認識

Boardは、包括的な一連の時間に基づく設定不要の関数(前年、前期、サイクル、時間累積値、期間移動和、期間移動平均、期間オフセット)を提供します。このため、その場での履歴分析、比較及びデータ文脈付けを展開しやすくなります。

ドリルエニウェア

事前設定されたドリルダウンパスはもはやなくなり、論理階層を作成する必要もありません。
主要な競合製品とは異なり、Boardではすべての考えうるドリルダウンパスをユーザに自動的に提示することができ、ユーザはいかなる状況でもデータ探索にもっとも適したドリルダウンパスを選択することができます。

ソースシステムへのドリルバック

Boardのデータフェデレーション機能は、Boardへの集合データを管理し、ドリルダウン時にソースシステムへの情報に直接アクセスできるようにします。
この機能を使用することで、集合的な情報の極めて迅速な分析を行うことができます。また、Boardではソースシステムから膨大なデータを検索せずに、より詳細な情報に到達する機能を提供することができます。

ドリルスルー

Boardでは、ユーザは一つのレポートから別のレポートにドリルでき、同じデータセットで分析のさまざまなビューと全体像を瞬時に提供します。

分析機能

Board 10は、最小/最大、平均及び標準偏差から、頻度、最新性、休止期、発生期などのビジネス分析に特に取り組むアルゴリズムまでにわたる一連の即利用可能な統計関数を提供します。
数回マウスをクリックするだけで、ビジネスユーザはすぐにこれらの機能を使用してどのような分析、ダッシュボード、またはレポートでも作成、改善することができます。

計画

リアルタイムモデリング

Boardは、ユーザの操作に影響を及ぼすことなく、プロセスの計画または予測中にデータモデルを変更できる独自の機能を提供します。
新しい事業単位、新製品、新規市場、または別の投資を、計画周期中に管理された方法で挿入し、既存のビジネスモデルにおける新しいシナリオの期待される効果を「オンザフライ」でシミュレーションすることができます。

複数ユーザ同時データエントリ

Boardは、ネイティブ論理関数を通じた同時の複数ユーザデータエントリをサポートしており、変更は全てのレベルの詳細に拡散されます(例えば、製品ラインの回転率を入力すると、個々の製品の回転率が自動的に更新されます)。
Boardのテクノロジーにより、各ユーザによる変更の割り当ておよび統合のためのバッチ処理を実行する必要なしに、データ完全性および一貫性が保証されます。

高度なデータエントリ

Boardは、今日市販されている中で最も包括的なデータエントリ機能を提供します。
検証ルール、ロールベースセキュリティ、セルフリージング、計算済みのフィールドの処理、ドライバーベースまたは計算ベースのデータ拡散、ERPライトバック、リアルタイムの複数計算(ある通貨にデータを挿入してすぐに他の複数の通貨フォーマットで利用可能にする)、データ拡散モデリング(自由にデータ配置パターンを定義、調整、およびシミュレートする)、これらすべての機能により、Boardはどのようなデータ収集プロセスの管理にも最適に適合します。

ERPデータベースのライトバック

Boardは、トランザクション及び計画システムを効果的に統合して、予算/データエントリのサイクルの結果を直接ERPデータベースにライトバックすることができます。

シミュレーション

高度なwhat-if及びwhat-for分析機能は、シナリオの作成及び管理機能と併用され、容易にさまざまなビジネス上の仮定を比較し、将来的な結果を論理的にシミュレートできるようにします。

逆アルゴリズム

逆アルゴリズムは、次元及び階層にわたる変更を計算済みのフィールドに反映する機能を拡張します(例えば、パーセント値を変更した場合、パーセント値が計算された値であっても、パーセント値の生成元である数量にその変更が自動的に反映されます)。

コメントと添付ファイル

Boardでは、そこに含まれている数値またはテキスト情報を評価するために、あらゆる種類のファイル(例えば、Word、Excel、PowerPoint、PDF、RTF)を個々のセルに関連付けることができます。

ビジネスモデリング

ワークフロー

Boardは、条件付きの警告及びメール送信、セルのロック、トリガされるイベント、データ監査及び検証プロセスを含む、統合されたワークフロー管理を提供します。計画ステップは容易に作成し、プロセスの背後にある論理に従って承認サイクルと相互に関連付けることができます。

ビジネスルール

Boardのプロシージャエンジンでは、ユーザが一連の作成済みルールを容易に構成して、主要なビジネスプロセスを効率的にモデル化できます。そのようなプロセスには、ドライバーベースの割り当て、消去、換算、連結、初期化、トップダウン及びボトムアップ調整、値の暦年化、多次元計算、及びより一般的には会社全体の計画、予測、シミュレーションアプリケーションを実装するために必要な全ての処理が含まれます。

シナリオとバージョン

Boardでは、無制限の計画バージョン及びシナリオを生成でき、予測及び計画の発展を追跡し、長い時間をかけて計画し、それらを結果と比較することができます。

Excel式をレポートに挿入

Boardのビジネスユーザは、データの一貫性、検証、セキュリティ及び多次元分析という点でBoardの利点を放棄することなく、Excelのような式をBoardの表形式のレポートに挿入し、Excelスプレッドシート内に実装されている論理を複製することができます。

適応的集約

Boardデータモデルでは、ユーザがその場で次元を変更または追加し、即座に新しい次元にわたって全てのデータを集約し直すことができます。このように、Boardは、従来の競合各社のはるか先を行く柔軟性を提供します。